2012年01月22日
「震災復興BI院内集会以後…個人的な雑感(白崎朝子)」
下の文章は、ベーシックインカム・実現を探る会(http://bijp.net/)の
「BIメールニュースNo.131 2012.1.21発行 」からの転載です。
『ベーシックインカムとジェンダー〜生きづらさからの解放に向けて』
http://soranimukatte.ldblog.jp/archives/51783956.html
ちなみに、
昨日アップした福島ハイロアクション・武藤類子さん講演会(2/26)のお知らせは
このコラムの執筆者でもある白崎朝子さんより
直接ご要望をいただき掲載させていただいたものです。
「BIメールニュースNo.131 2012.1.21発行 」からの転載です。
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震災復興BI院内集会以後…個人的な雑感 白崎朝子
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未曾有の大災害、原発事故があった2011年。私はBI運動を担っている人々
と共に『震災復興基礎所得保障と生活再建のための現物支給を政府に要求する院内
集会』を4月と6月の2回開催した。地域を被災地に限定したとはいえ、日本で初
めてのBIを要求した院内集会だった。一番嬉しかったのは、それまで「BIはネ
オリベも言っている」「BIより、まずは雇用政策」とBIに批判的だった労働運
動家や反貧困の運動家たちなどから、むしろたくさんの賛同署名を頂いたことだっ
た。
その後、2010年に発刊予定だった『ベーシックインカムとジェンダー』の編
著者として私は、編著者作業の追い込みにかかった。『ベーシックインカムとジェ
ンダー』の執筆者は、シングルマザー、ケアワーカー、サバイバー、セクシャルマ
イノリティと重複した立場ゆえに社会的に周縁化され、貧困を余儀なくされた当事
者10人だ。皮肉なことに、拙著はBI推進派より、今までBIには懐疑的だった
人たちからの方が評判が良い。
『ベーシックインカムとジェンダー』を企画したのは2009年7月。企画じた
いは直ぐに通ったのだが、出版までの道程は険しかった。BI批判のブリザードが
吹き荒れる中、匍匐前進するような編集作業…。今まで私は5冊の単行本出版に関
わったが、最も責任が重い仕事であり、難産だった。
さらに震災で一時中断。それでも出版を放棄しなかったのは、震災復興の院内集
会の私なりの総括が『ベーシックインカムとジェンダー』の出版に込められていた
からだ。
(この稿続く)
<白崎 朝子 氏 プロフィール>
介護福祉士・ライター。著書『介護労働を生きる』(現代書館、2009年年)。
共著『ベーシックインカムとジェンダー〜〜生きづらさからの解放に向けて』『季
刊福祉労働』(現代書館)、『世界』(岩波書店)、『週刊金曜日』、『シルバー
新報』等に執筆。
震災復興BI院内集会関連資料
第1回震災復興基礎所得保障と生活再建のための現物支給を政府に要求する院内集
会・資料1
http://bijp.net/newsinfo/article/253
第1回震災復興基礎所得保障と生活再建のための現物支給を政府に要求する院内集
会・資料2
http://bijp.net/newsinfo/article/254
第1回震災復興基礎所得保障と生活再建のための現物支給を政府に要求する院内集
会・英語版要約
http://bijp.net/newsinfo/article/252
第2回院内集会開催のご案内
http://bijp.net/newsinfo/article/256
『ベーシックインカムとジェンダー〜生きづらさからの解放に向けて』
http://soranimukatte.ldblog.jp/archives/51783956.html
ちなみに、
昨日アップした福島ハイロアクション・武藤類子さん講演会(2/26)のお知らせは
このコラムの執筆者でもある白崎朝子さんより
直接ご要望をいただき掲載させていただいたものです。