2011年03月

2011年03月28日

「さよなら人類」

たま の「さよなら人類」


イカ天(イカすバンド天国)で観たときは(20年以上前?)
「なんだ、これは・・・?!」と思ったけれど、
いま改めて聞いてみると、深い。

猿になるか、ならないか、
ひとりひとり、それぞれの いまが分岐点・・・ですね、きっと。


soranimukatte_23 at 00:58|Permalink music 

2011年03月27日

きょうの空(11.03.27)

18:19
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soranimukatte_23 at 23:09|Permalink 空のアルバム 2011 

「アスタ・マーニャ〜明日への子守歌」

ディアマンテスの「アスタ・マーニャ〜明日への子守歌」 http://www.youtube.com/watch?v=Ya5k21XhUKo

soranimukatte_23 at 00:25|Permalink music 

2011年03月26日

逆境

風を待ちつづけた鳥のように

今こそ風をとらえて

行きたいところへ

本当の自分を生きられるところへ

行こう


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soranimukatte_23 at 23:50|Permalink 気・波動・霊性 

最近の気になった記事

放射線の専門家に自重を求める(中部大学 武田邦彦 3/26)
http://takedanet.com/2011/03/post_aea1.html

仏原子力研究機関見解「福島3号機の燃料格納容器は密閉状態にない」(フランスメディアニュース 3/25)
http://www.francemedianews.com/article-3-70205881.html
チェルノブイリ汚染除去処理従事者から日本へのメッセージ:「できるだけ早く逃げなさい  米国AOLニュースが報じる(日刊ベリタ 3/26)
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201103261156056
《東日本大震災》 チェルノブイリで治療したロバート・ゲイル博士会見(アスパラクラブ 03/23)
https://aspara.asahi.com/blog/kochiraapital/entry/sWh2otqZz6

高放射線量、作業員に周知せず=東電「3人の被ばく防げた」-2号機に真水注入作業(時事通信 3/26)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110326-00000054-jij-soci
福島第1原発:3号機で被ばく、1号機の情報伝わらず(毎日新聞 3/26)
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110326k0000e040078000c.html

政府・保安院・東電は計測データを全面開示せよ(植草一秀の『知られざる真実』3/25)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-6e63.html
都心が計画停電しても民放はバラエティー番組(田中龍作ジャーナル 3/25)
http://tanakaryusaku.seesaa.net/article/192491797.html

田中優×小林武史 緊急会議(2) 「新しいエネルギーの未来」(エコレゾウェブ)
http://www.eco-reso.jp/feature/cat1593/20110319_4986.php

愛犬、83歳女性救う…散歩コースと逆の高台へ(読売新聞 3/26)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110326-OYT1T00434.htm
野口健・寝袋支援プロジェクト(野口健公式ブログ 3/24)
http://blog.livedoor.jp/fuji8776/archives/52117177.html


soranimukatte_23 at 15:49|Permalink 社会 

『嗚呼 平成の後藤新平 高橋是清は何処に!』

下の文章は、ベーシックインカム・実現を探る会の
「BIメールニュースNo.091  2011.3.26発行」からの転載です。

───────────────────────────────────
【1】BIニュース 田中康夫氏動画のご紹介
『嗚呼 平成の後藤新平 高橋是清は何処に!』(田中康夫のにっぽんサイコー)
───────────────────────────────────

昨週もお知らせしましたが、国民新党の亀井静香氏と並んで、震災復興の財源を日
銀に国債を直接引き受けてもらう提案をしていた田中康夫氏が、『嗚呼 平成の後
藤新平 高橋是清は何処に!』と題して、自身の阪神淡路大震災や中越地震での体
験談(「共通の無念さ」という言葉で涙ぐむ場面もありました)、そして今何をな
すべきなのかについて下記の動画で語っています。
http://www.youtube.com/watch?v=WyoQ6OrwGX8

党派を超えた救国内閣によって、高橋是清のように100兆円規模の復興国債を実
施し、後藤新平が行おうとしたようにのように「復興院」を創設し、一刻も早く東
日本の国民生活を再建することを提案しています。


(BIメールニュース編集長 野末 雅寛)


文中で紹介されている動画↓



soranimukatte_23 at 15:11|Permalink ベーシックインカム 

「共有」

「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)様からの神示」より、
2011年03月25日の「共有」を以下に転載させていただきます。
**********
共有

今日本は大変な危機の中にあり。
遠巻きに被災地の姿を見て、ただに他人事として同情するばかりではならず。
さなる表面のみの優しさは、いずれ消え失せ元の木阿弥とならん。
今起こりし現象、どこにても起こりえるものなれば、被災地の痛み、悲しみに想いを馳せ、己の事のように感じ、理解し共有せねばならぬ。
さにて、前を向きて己の浄化に努め、神の手伝いなさねばならぬ。
多くの人命奪わるる悲劇起こらぬ世とするため、一日も早く立て替え立て直しを人々の手により成し遂げるべけれ。

**********
転載元:
「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)様からの神示」
http://696.kibanamano.net/


soranimukatte_23 at 01:30|Permalink ホツマの神々 2011 

2011年03月25日

停電時には瞑想を

昨日の我が家の輪番(計画)停電は、
18:20~22:00だった。

暖房も使えなくなるので、早く寝るしかないねと、
停電前に食事も洗い物も済ませて、
お風呂の準備をして(ガス給湯でも、点火に電気が必要)、
停電中にゆっくりお風呂に入った。

最近、瞑想するゆとりがなかったけど、
これは良い機会と、浴槽でしばし瞑想。

アレルギーのせいもあって少々荒れていた呼吸が、
意識が内側に沈んでいくのと一緒に
表面から内側へと静まっていく。

家の内外で、
電気で動くすべてのものが止まっているので、
普段気付かない音も静まり返っているためか、
呼吸の微妙な変化がはっきりと感じ取れる。

意識が奥のほうに真ん中のほうに沈んでいくと、
青白く広がって静けさの中に安らいだ。


停電に瞑想はおすすめです♪


soranimukatte_23 at 23:00|Permalink 気・波動・霊性 

2011年03月24日

原発労働者

2年前に、いちど紹介した動画です。

隠された被曝労働〜日本の原発労働者〜
http://video.google.com/videoplay?docid=4411946789896689299#


犠牲は下請け労働者、幹部は安全地帯避難の図式(植草一秀の『知られざる真実』 3/24)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-6bfa.html
政府が国民を守らず大企業の利益を優先するわけ(植草一秀の『知られざる真実』 3/23)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-20bd.html

(追記)
福島第1原発:長靴はかず足ぬれ 安全管理に問題か(毎日新聞 3/24)
http://mainichi.jp/select/science/news/20110325k0000m040101000c.html


soranimukatte_23 at 23:14|Permalink 報道されない真実 

和泉川の風景 4

先週金曜日の風景、つづき。

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川面に降りても逃げずに、
いちばん近くいときは
目の前4メートルくらいまで来てくれました。

結局、私のほうから立ち去りました。
コサギさん、ありがとう♪




soranimukatte_23 at 22:47|Permalink 写真館 2011 

最近の気になった記事

浜岡3号機の起動容認 中部電に静岡知事(産経ニュース 3/24)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110324/trd11032413050014-n1.htm
東電よ、まず都内で計画停電を実施しなさい。(船井幸雄.com 3/23)
http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=201103007

亀井氏「バカ足すバカはやっぱりバカ」民主の閣僚3増案に苦言(産経ニュース 3/23)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110323/stt11032316330001-n1.htm
日本の原発は「コスト優先」=米外交官が06年に疑念―ウィキリークス(時事通信 3/23)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-110323X572.html

「新しい成功事例を」 双葉町長、思い語る(埼玉新聞 3/23)
http://www.saitama-np.co.jp/news03/23/12.html
東日本大震災:夢見ケ崎動物公園が被災地の動物たちに、飼料など500キロ超の救援物資送る/川崎(神奈川新聞 3/23)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103230062/

トキ:島根・出雲のペアが産卵 4月にもひな誕生(毎日新聞 3/23)
http://mainichi.jp/select/science/news/20110323k0000e040021000c.html
被災地の田んぼでイルカ救助、海に放され元気取り戻す(ロイター 3/23)
http://www.excite.co.jp/News/odd/E1300880849080.html

被災地へ追悼の火文字 北秋田市「万灯火」(さきがけonTheWeb 3/22)
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20110322f
2日早くサクラ開花宣言 満開は月末頃か(宮崎日日新聞 3/23)
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=36744&catid=74


soranimukatte_23 at 16:40|Permalink 社会 

「順序・序列」

「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)様からの神示」より、
2011年03月23日の「順序・序列」を以下に転載させていただきます。
**********
順序・序列

今試練の時なり。
日本人の真価問われん。
日の元、日本の民はそもそも真の順序序列守りたる民族ならん。
順序とは宇宙循環の法則なり。
何事においても守るべき順序あり。序列あり。
現代人はさなる順序守らず、社会も家庭も秩序崩れさらんとす。
万事において順序・序列を過つれば、循環滞りて世は乱れゆかん。
なれば、この危機の時、日本人の魂の奧に眠れる神性、順序序列を尊ぶ心呼び覚まさねばならぬ。
日本古来の順序序列を尊ぶ心こそ、日本と世界の危機を救うものと悟るべし。

**********
転載元:
「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)様からの神示」
http://696.kibanamano.net/


soranimukatte_23 at 12:33|Permalink ホツマの神々 2011 

2011年03月23日

「原発 緊急情報: 赤ちゃんをお風呂に入れても大丈夫?」

中部大学の武田邦彦さんの原発に関する緊急情報の転載です。

原発 緊急情報(26) 赤ちゃんをお風呂に入れても大丈夫?

福島原発が爆発して放射線をもつ「粒(目に見えない小さな粒)」がホワーと原発の上に立ち上りました。イメージとしては小さな火山が噴火して火山の煙が立ち上ったようなものです。

福島原発は太平洋に向いていますし、風は西風なので、ホワーと舞い上がった「粒」は風にのってほとんどは太平洋にいったと思いますが、わずかの「粒」がどうも北西(福島)の方と、南に行ったのです.

つまり、福島原発から放射線が四方八方に飛んででたのではないので、そこを誤解すると(国がそのように説明したから誤解しても無理はないのですが)、判らなくなります.

ホワーと上がった「放射線の粒」は風にのって福島市などに行きましたし、遠くは利根川上流にも飛んでいきました。

福島市の「放射線」は20マイクロ(シーベルト)ぐらいになったのですが、その時の様子を詳しく書きます。この情景を思い起こせれば、「東京の水は飲んでもよいの?」、「子供をお風呂に入れても良いの?」ということもわかります。

・・・・・・・・・

情景を目に浮かべるために、自分(読者の方)が「目に見えない粒」に変身して、風に乗り、福島原発から福島市まで飛んでいったとします。

上空から見ると福島市が見えてきます.そこで風が弱くなったので、徐々に下に降りてきて、地上1.5メートルぐらいで止まりました。

そこに文科省の車がきて「放射線」を測ります.そこで測っているものは「粒から光のようにでる放射線」です。

つまり、福島原発から放射線(光のようなもの)が飛んでくるのではなく、「粒」が飛んできて、その「粒」から放射線がでるのです。

文科省の車が行った後、読者のお一人がそこを通りかかるとします。「粒」は放射線を出し続けていますから、その人は、まず「粒からでる放射線で被曝」します。またその人は人間ですから、息をすって呼吸をします.その時に、「粒」はその人の肺に入ってしまうのです.

つまり、「粒からでる放射線(外からの被曝)」と「粒を吸い込むので、体内での放射線(体内からの被曝)」の二つの放射線をあびることになります。

おそらく、今の福島市役所は、「飛んできた粒」から放射線をあびること、その後、自分がその「粒」を吸い込んでしまう事を知らないのではないかと思います。

だから、マスクがいるし、雨が降ると放射線が上がるのです。

また外出するとその「粒」が衣服に付着しますから、家に帰ったら玄関の外でティッシュで拭かなければなりません。

・・・・・・・・・

実はここで読者の方に謝らなければならないことがあります。

放射線の法律によると、「ある場所」の「実効線量(放射線の量)」は「外からのもの+体内からのもの」を合計することになっています.たとえばそれが3ヶ月で1.3ミリシーベルトになりそうだったら、「管理区域」にしなければならないなどとなっています。

この通達は文科省からでているので、同じ文科省の発表だから発表される数値はこの2つの合計と思っていたのですが、今日、調べたら、もしかすると「外から」だけかも知れないのです。

かなり調べましたが、まだ判りません。

もし、文科省が公表している放射能が外からだけのものなら、それを約2倍しないと正しい放射線の量になりません。

約2倍というのは、チェルノブイリの時には、「外から」と「体内から」の比率はおおよそ同じでした。だからもし文科省のデータが「外から」だけなら、2倍にしなければなりません。

福島が20マイクロなら正しくは40マイクロになります。もう少し調べます.

・・・・・・・・・

ところで福島市に降ってきた「放射線を出す粒」は人の灰に入るだけではなく、地面、ホウレンソウ、どんな作物、樹木、ネコ、イヌ、川、ビルにも降り注ぎます.

「粒」はえり好みしませんから、どこにでも同じく降ります。ただ、人間、ネコ、イヌ、ウシなどの動物は呼吸するので、体の表面につくと同時に肺に入るというだけ余計に被曝します。

このように「粒」がおおよそでもイメージできると、「なぜホウレンソウ?」、「なぜ水道?」というのが判りますし、「ホウレンソウはどのぐらい危ないの?」、「水道は飲んで良いの?」というのも判ります.

・・・・・・・・・

「放射線をだす粒」はどこでも誰でも何でも「平等」に降ります. 人間も、イヌも、土も、ホウレンソウも、小松菜も、川にも同じく降ります.

ということは、ザッと言って、「自分が汚染されると同じく」、ホウレンソウもウシも川も汚染されます.もちろん、「粒」は野菜の好き嫌いもないので、どの野菜がどうということはありませんが、「根菜類」は地下に潜っているので、汚染されません。

ホウレンソウが汚染されているのは、「粒」が降ってくるからです.

牛乳が汚染されているのは、ウシが呼吸するときに「粒」を肺にいれるからです。

水道水が汚染されるのは「粒」が川にも落ちるからです.

だから、ザッと言うと{「自分」+「食べた野菜」+「飲んだ水道水」+「飲んだ牛乳」}になります。汚染されたものを体に入れれば、自分が被曝した量が何倍かになりますので、できるだけ採らない方が良いと言うことになります。

・・・・・・・・・

そうすると次のことも判ります。

「なぜホウレンソウ?」・・・「ホウレンソウだけ測定したから」

「なぜ水道水?」・・・・・・「川から水をとったから」

ということになります。

でも、良いこともあります。「粒」は平等に降りますから、自分にも川にも同じだけ降ります。だから「ドンドン汚れる」というのではなく「自分が汚れたと同じぐらい汚れる」ということですから、限度があるのです。

その点では限度があるから安心です.

また、赤ちゃんをお風呂に入れると水道水からの放射線をあびますが、人間の皮膚は放射線に強いので、飲むのに比べれば10倍で同じぐらいになります。

(非常時の被曝ですが、皮膚は10倍大丈夫とされています。)

だから、お風呂は大丈夫です。回数をやや少なくするのも良いと思います。

また「粒」は「こすると落ちやすい」という性質がありますから、お風呂からでたら良くタオルで拭いて上げるのも良いでしょう.

・・・・・・・・・・・・

読者の方からのご質問が多いので、時間の許す限り書いていきます。特に、水、洗濯、台所で使う水、安心な食材、ベクレルとシーベルト、体外被曝と体内被曝、規制値がなぜ低い値になっているのにテレビに専門家は高い数字を言うのか?など数字が入る難しい問題も徐々に書いていきます.

(平成23年3月23日 午後9時 執筆)
武田邦彦

武田邦彦 (中部大学)
http://takedanet.com/



soranimukatte_23 at 22:58|Permalink 報道されない真実 

和泉川の風景 3

先週金曜日の風景、つづき。

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コサギさんの真っ白な羽が
おひさまの光に反射して神々しい・・・。


soranimukatte_23 at 21:06|Permalink 写真館 2011 

2011年03月22日

「原発 緊急情報: 逃げられない人のために」

中部大学の武田邦彦さんの原発に関する緊急情報から。

本当にほしいのは、こういう情報ですよね。

原発 緊急情報(13) 逃げられない人のために  その2

緊急情報(12)で、逃げられない人たちのために少しでも役立てばと思って書くつもりでしたが、少し長くなったので「その2」で書きます。

・・・

まず第1には、福島の原発から出てくる放射線には何種類かあるということです。まず、原発の内部にある強い放射線が四方八方に飛んでいくというものから受ける被曝です。

飛んで来る放射線には2種類あって(学問的には3種類ですが、現在関係あるのは2種類です)、一つは光のようなもの。一つは電子です。

光は、「遠くの光が見える」ように遠くまで進みます。もう一つの電子はものすごく小さいのですが、それでも形を持っている「物質」ですからコンクリートのビルとかそういうものにぶつかるとそこで止まってしまいます。

空を飛んでいるヘリコプターはこの「光のような放射線と電子」の両方で被曝するのですが、原発の近くに住んでいる人は、原発との間に、小高い山とかビル等があれば、少なくとも電子の分だけは、被曝を受けないということになります。

原発から遠ざかれば安全だというのは、このことを言っています。

・・・

もう一つの放射線のもとがあります。

それは、原発の装置や敷地の中にある「放射能の高い元素」が空気中を飛んでくる場合です。

仙台とか東京等を遠くになると風に乗って飛んでくることになります。

これは放射線を持った物質なのでややこしい問題があります。放射線物質を吸い込みますと体の中に入りますので、体の外からではなく、中からも被曝することになります。

また、衣服につきますと、それが除かれるまで自分の体がその放射性物質から出る放射線で被曝することになります。これは外からです。

現在の状態では、福島原発から20キロ程度のところの人は避難していますので、ここで説明した最初の放射線はあまり考えなくてもいいということになります。

つまり、「自衛隊のヘリコプターが受ける放射線」と「原発から少し離れたところで住んでいる人が浴びる放射線」とは少し意味が違うということを理解しておかなければなりません。

・・・・・・・・・

仙台から東京あたりの間に住んでいる人たちは、福島原発からある程度、放射性物質からの放射線を浴びると考えていいと思います。

その場合、放射線と体の関係を少し知っておく必要があります。

・・・・・・・・・

人間の身体は放射線に対して防御する能力を持っています。従って、一旦、放射線に当たると、その時には身体の一部がごくわずかですが損傷します。

しかし、人間の体というものは、常に外部からの攻撃を防御することができるようになっています。例えば風邪のウイルスが体に入っても、体の抵抗力さえあればウイルスを撃退できるのと全く同じです。

つまり、放射線に当たったらもうそれで終わりと思っている人がおられるのですが、普通の病気と同じように一旦放射線にあたっても、自分の体の抵抗力と免疫力が高ければ、元の体に戻してくれます。

そうなると普通の病気と同じですからまず第1に体力をつけておくということが必要であることがわかります。

私がやや放射線に対して楽観的なのは、放射線が弱いということではなく、人間の体が治す能力があることによります。人間は他の動物に対しても放射線で受けた傷を治す力が強いのです.

・・・・・・・・・

そして第2には、「連続的に放射線を浴びない」ということです。

逆に「連続的に放射線を浴びる」ということは、風邪で言えば「風邪をひいているのに、まだ寒くて乾燥しているところ(ウィルスがいるところ)にいるようなものです。

放射線でも同じです。外部に出て放射線を浴びたと思ったら、そのあとは家の中に入り、しばらくじっとしていることです。それで回復をします。

風で飛んできた放射性物質は外を歩いているときに、自分の体の衣服につきます。多くの放射性物質は水で洗えば取れますので、洗濯機で洗ってとるということが必要です。

非常に厳密に言えば、1回汚染された服は着ない方が良いのですが(専門家でそんなことを言っている人もいますが、家庭生活では不可能です)、現実にはそうもいかないので、やはり注意して洗濯するというのがいいと思います。

下着が心配です。

だから、ちょうど冬の季節でもありウインドブレーカーのように風を通さないような衣服を上に着て出かけて、それを洗うということができればベストです。

外出を多くしなければならない人は、外から放射性物質を少しずつ家の中に持ち込むことになりますので、玄関先でそっと脱いで放射性物質が家の中にあまり入らないようにすることが大切でしょう。

また放射性物質は結構、拭いて取れるものですから床等の拭けるところはできるだけ拭くことも大切です。

・・・・・・・・・

原発に近いところ以外の放射線はほとんどこのような物質によってもたらされますので、家の中を密閉してその中にじっと入っていれば、被曝量は10分の1ぐらいにもなると言われています。

もちろん、ストーブ等をたいていれば一酸化炭素中毒等になりますから適度な換気が必要ですが、その場合でも直接リビングルームに外の風が入ってこないようにあまり生活しない小さな部屋があったらそこから寒気するように気をつけるのも有効です。

・・・・・・・・・

「放射線で損傷したところは体が直してくれる」ことと、「放射線は空気中にある小さな物質から来る」という二つを組み合わせますと

1) 外出を控えること、

2) 外出するときにはウインドブレーカーのようなものを着ること、マスクや帽子をかぶること、

3) 帰宅したら玄関先でそっと脱いで洗濯すること、

4) 連続的に外出しないこと、

5) 外出した人が放射線物質を家の中に持ち込んできてその放射線で赤ちゃんが被爆するということがないようにすること

などが有効であることがわかると思います。

もちろん、何らかの手段で2,3日でも遠くに行くことができれば、その間は放射線で損傷した体はすこし元に戻ります.

このようなことを十分に注意すれば、原発に近い人は別にして、

「東京と福島との間に住んでいる人、仙台あたりの人は比較的安全になる」

ということができると思います。

・・・・・・・・・

これに関連した少し専門的なことに言及します。

400ミリシーベルトぐらいの放射線を浴びると多くの人が白血病になりますし、100ミリシーベルトぐらいでも免疫力の弱い人は白血病になる場合があります。

しかし、この100ミリシーベルトとか、400ミリ シーベルトというのは、比較的短い時間に被曝した場合のことです。

例えば1時間に100ミリシーベルトを浴びた人はかなり危ないのですが、1ヶ月間で100ミリシーベルトを浴びても、その間に自分の体が直していきますので安全サイドになります。

でも、1ヶ月の場合、どのくらい安全になるかは極めて複雑です。

女性と男性との問題、赤ちゃんとお年寄りの差等多くのことがありますでなかなか一概に1時間で100ミリシーベルトを浴びたらそれは1ヶ月でどのぐらいかということを具体的に示すことはできません。

そこで、このブログでは1時間に浴びた量で1ヶ月の打撃を示しています。つまり打撃を受ける上限を言っているということになります。

(平成23年3月18日 10時 執筆)

武田邦彦

転載元ページ:http://takedanet.com/2011/03/13_f800.html


soranimukatte_23 at 21:49|Permalink 報道されない真実